福知山線事故から

今日で15年。
改めてご冥福をお祈りします。
以下、私が思ったことを書き連ねています。








衝撃を受けた事故です。
やはりわたしの中にも鉄道安全神話が何となくあり、出来上がっていたのだと認識しました。
当時ごろごろしながらTVを見ていた時、流れてきた速報ニュース。なんのこっちゃと思っていたら潰れた車体。ヒェーと驚愕しました。映像ってすごい!
それからしばらくは新幹線に乗る際、基本自由席なので、前3両に乗る機会も多いのですが、少しドキドキしていましたし(だが、乗る)今でもその感覚は思い出します。

スピードを出しすぎた運転手の行動から、利益追求型のJR西日本の会社体質も批判されましたね。安全より大事な利益はないはずなんですが…

嫌がらせとしか言えない日勤教育
公開処刑の形で反省文を書く日々

スピードを出し続けた運転手の気持ちが、まだ社会に出ていなかった私にも分かるような分からないような。。。

その後、新卒として働いた会社を私はストレスで辞めました。その会社で仕事ができなかったし、精神論を語られ追い詰められてする仕事が好きではありませんでした。

そんな会社、仕事を辞めればいいじゃないかと簡単にも言えるが、念願叶っての運転手。
好きで希望した仕事で職業倫理を全うできずに事故を起こし多くの人を巻き込み死んだ運転手。一番やりきれないのは被害者ですが。

まけてくれへんか

オーバーランした際に運転手が車掌に言った言葉も有名になりました。車掌もだいぶ甘く本部に報告しています。
もちろん、よくないことです。
でも、事実を報告したところで結局、日勤教育だけで会社の体質自体変わらないでしょう。

23歳の新米運転手が車掌に報告を甘くしてくれと交渉している時、遅れに対する乗客からのクレーム対応で車掌が通話を切ったのもさらに運転手を追い詰め、事故の原因になったのではとも言われています。
もちろん乗客が悪いわけではないです、多分。車掌にクレームを言う人を見たら、大体は不快な気持ちになります。
寛容でおおらかに生きたい。。。

新卒で営業をした会社には散々な思い出しかありませんが、お客様にはよくしていただきました。
お客様のお姉様が三河島事故で亡くなられたそうで。ふとした折に、50回忌を機に慰霊祭がなくなったのよ。仕方ないはね〜と寂しそうに言われたのを思い出します。
三河島事故は戦後最大の鉄道事故と言われていたらしいですが、繰り返されてしまいました。そして私は三河島事故をお客様から言われた時、知りませんでした。
人の暴走を止めるために、制御するために歴史を知り学んでおきたいです。




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